【鯖尾ノート】日本保守党　政策１　皇室典範を改正～

2023/11/30 22:16

1.皇室典範を改正し、宮家と旧宮家との間の養子縁組を可能にする。

2023.11.25

『日本ほど素晴らしい国はないと私は断言します。
神話とともに成立し、以来およそ二千年、万世一系の天皇を中心に、一つの国として続いた例は世界のどこにもありません。これ自体が奇跡といえるでしょう。』
これは、日本保守党の代表である百田尚樹氏による「結党宣言」冒頭の言葉です。

感動しました。

鯖尾はこの言葉で日本保守党への入党を決意しました。

【世界に誇って良いんです】

「日本が世界一」はいろいろとありますが、日本が「万世一系の王朝を二千年以上継承している国家」だということは、レベル違いで世界一なのです。

これは、人類の貴重な遺産であり、日本国家のアイデンティティの中核にあるものです。

そんな国家は、地球上で唯一日本だけです。
万世一系の皇統は、日本という（政治形態のみが変遷してきた）国家の中心を貫くもので、日本国家と不可分な存在です。ですから「日本は、世界一長い歴史をもつ国家」 ともいえるでしょう。(*1)
日本の天皇は、神武天皇から今上天皇（今の天皇）まで126代にわたって男系の天皇によって継承されてきました。日本は、そんな世界唯一の文化をもった国家なのです。

【万世一系の核心”Y遺伝子”】

天皇の万世一系について端的に説明するなら、「神武天皇から　”Y遺伝子"　を代々受け継いできている」ということです。(女性の性染色体は"XX"、男性は"XY”なので、Y遺伝子は男子しか持っていない）
現存の天皇の遠縁だとしても、過去の天皇の男系男子であれば、この「皇統のY遺伝子」を持っているということになります。つまり、日本中にたくさんの天皇の男系男子が存在しているということです。

【あなたの継承順位は何番目？】

しかしながら、そう誰にでも簡単に天皇になるチャンス（？）がまわってくるなんてことはありませんでしたし、これからもありません。
なぜなら、皇位継承には、その順序というのがあるからです。
ちなみに、現在の皇室の皇位継承順位は、
①秋篠宮様
②悠仁様
③上皇さまの弟の常陸宮さま
となっています。
つまり、最も長系の男子が皇位を継ぐということになります。

【女性天皇もいた】

歴代の天皇には、女性天皇もおられました。
女性天皇はY遺伝子を持っていませんので、女性天皇の子供が天皇になる権利はありません。女性天皇は、中継ぎ天皇ということになるのでしょうか。その後、男系男子の天皇が即位することで、皇統が維持されてきています。

【なぜ今この議論なのか】

現在の皇室典範によると、天皇は皇室から選ばれることとなっています。
皇室に男子がいなくなった場合、天皇はどうなるのでしょうか？
「万世一系の皇統を後世に残していきたい」
「皇統を安定的に未来につなげていきたい」

「人類的遺産をなくしてはならない」
そういった国民や海外の方々からの声をうけて、何年も前から皇室典範改正の議論がおこっています。

【「宮家養子案」竹田恒泰氏】

日本保守党は、この皇位継承問題を解決するための政策として、「宮家と旧宮家との間の養子縁組を可能にする」ための法改正を目指しているということだと思います。
これは、竹田恒泰さんが提唱した「宮家養子案」を採用したものだと思います。
「旧宮家の男系男子が宮家の養子として皇籍に復帰する」という案です。

【他のアイディアは？】

※「旧宮家復活案」

旧皇族を皇族に復活させるという意見もありましたが、旧皇族復活案には、ちょっと考えただけでも問題点に気づきます。
「どの旧皇族のどこまでの範囲をどういった基準で皇族に戻すのか、それらの旧皇族をいったい誰が選定するのか」など、議論がまとまる目途が立たないであろうことは容易に想像できる問題点です。
また、「旧宮家復活」には、いろいろな陰謀が渦巻きそうな感も否めません。以前、ニセ旧宮家をうたって詐欺をおこなっていた事件などもありました。
それだけではなく、現在の宮家に男子が途絶えた場合、その宮家が消滅することにもなり、皇室全体の弱体化が進行することになります。

旧宮家復活もできれば進めたほうが良いと思いますが、次善の策であるかと思います。

※「女系宮家案」

他には「女系宮家案」や「女系天皇案」などもあったようです。
これらはY遺伝子が途絶えるため論外です。「女系○○案」を唱えていた方は、私並に中学理科をさぼっていて「Y遺伝子」のことをご存じなかったのか、もしかすると「道鏡」のように「皇族の座を狙っている誰か」か、その手先なのか、あるいは万世一系の天皇制を崩壊させ、日本のアイデンティティを日本人から奪おうと企んでいるのかもしれません。（*2）

【最善策「宮家養子案」】

対して「宮家養子案」では、「旧皇族復活案」に比べ問題点は少ないのではないかと思います。皇族と旧皇族とは交流もあるかと思いますので、養子縁組のお話は、現実的に実現しやすいでしょう。また、宮家に旧皇族（旧宮家）から男系男子を養子に入れることで、宮家消滅の問題も解決できます。
過去の事例として、霊元天皇、光格天皇（もちろん男系男子）が、養子縁組から天皇に即位されているようです。
本来は、現在の皇室全体がお栄えになり、皇室内での継承が望ましいのですが、「備えあれば憂いなし」です。そのためには現在においてベストな案で、一刻も早く法整備を進めておく必要があると思います。

【皇室典範】

勉強した範囲で、関連するのではないかと思った条文のうち、目立ったところを取り上げてみます。
「第二条2項抜粋　（皇位は）それ以上で、最近親の系統の皇族に（継承）」
「第9条　天皇及び皇族は、養子をすることができない。」
あとは、第15条も関連するところではないでしょうか。

「第9条　天皇及び皇族は、養子をすることができない。」は直接的に養子を禁止している条文ですから、これをできるように改正して、養子の条件も付け加える必要があるのでしょう。

【「宮家養子案」の法案は？】

ご興味のあるかたは、以下にご紹介する書籍を参考にしてみてください。
具体的な法案とその説明についての記載があるようです。
この本はyoutubeで紹介されていて知ったのですが、私はまだ読んでおりません。いずれ読んでみようと思っています。
すみませんがアフィリエイトのリンクは貼っておりませんので、ご自身で検索してみてください。

『なぜ女系天皇で日本が滅ぶのか』　（共著：門田隆将 , 竹田恒泰）

また、天皇と日本の歴史について、よく知りたいという方は、

『天皇の国史』（竹田恒泰著）

をお勧めします。
考古学や、近年のゲノム解析による民族の成り立ちなども踏まえて、多角的かつ、わかりやすく纏められていて「耳からうろこ」の内容です。鯖尾はAudible（オーディオブック）で聴いたので、耳からうろこなのです。（2023.12.7追記：読了）