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【鯖尾ノート】日本保守党 政策8.防衛研究への助成促進~

8.防衛研究への助成促進、防衛産業への政府投資の促進

2023.12.12

 防衛研究への助成促進

【防衛研究の果実】

防衛研究の最近の成果として、レールガンの試射がニュースになっていましたが、これも防衛省の研究開発事業の成果です。

【レールガン】ATLA R&D Projects Progress in FY2023(防衛装備庁の研究開発事業)


現在、防衛省の予算(文末にlinkあり)に研究開発に関する予算がつけられています。
防衛省は「安全保障技術研究推進制度」において、防衛省が提示する研究テーマごとに希望者を公募、審査のうえ、研究を委託(助成ではない)し、進捗や成果についての評価を経ながら実用化につなげているようです。
非常に有意義な結果を得ているようですし、そのプロセスについても合理的に進められているように感じました。


【防衛費・研究開発予算の現状】

令和5年度の防衛省の研究開発予算は、約0.9兆円で前年度比3.1倍となっています。
大幅増額がなされたわけですが、この財源については、
我が国の防衛力の抜本的な強化等のために必要な財源の確保に関する特別措置法」において定められています。


さて、この0.9兆円という研究開発にかける予算は諸外国と比較してどうなのでしょうか?

為替レート:145円/ドル
(注)韓国の数値について。

GDP、防衛費それぞれの数字で為替レートが統一されていないため、防衛費率は概算値です。また、研究開発費まではわかりませんでした。


米国の研究開発費は1450億ドル(21兆円)で、GDP比だと約0.6%です。
日本は米国の1/4の予算しかついていないということになります。
米国並みに研究開発費を増やすとすると、現在の4倍ですので、248億ドル(3兆5960億円)となります。
この予算を、前述したレールガンなどを開発した日本の優秀な技術開発力にあてれば、大きな抑止力につながる新型兵器が開発できるはずです。


ちなみに、韓国のGDP対防衛費率は2%を超ており(毎日新聞より)、日本の倍の予算で国防に臨んでいます。日本も2027年を目途に、GDP対防衛費比率を2%までに増加させていくようです。
韓国が日本の味方かどうかは分かりませんが、地域の安全保障はチームプレーが重要です。日本が足を引っ張ってはいけませんし、「韓国より日本のプレゼンスが低い」なんてことにならないようにしたいものです。


 防衛産業への政府投資の促進

研究開発が「未来」への投資だとすると、産業投資は「発展と維持」に対する投資だといえるでしょう。
政府は、2023年度から防衛産業を対象に、日本政策投資銀行を通じ、長期で低金利の融資制度を設定する予定だという情報までは確認できました。ただ、現状の進捗がどうなっているかまでは追いかけていません。1社あたり100億円程度を上限に貸し出す予定だそうです。


【武器輸出三原則も】

日本保守党なら、当然、視野に入っていると思われる「武器輸出三原則」の改正。
現在は「武器輸出三原則」で武器関連品の海外移転は禁じられてます。
適宜改正して、海外への輸出ができるようにしていただきたいです。
防衛装備品や兵器、工兵用車両や特殊重機などの海外輸出(輸出先は限定)ができるようになれば、日本の防衛産業界の自力での経営健全化や研究開発にも良い影響がおよぶことでしょう。


【参考】

防衛省の予算などのlinkをご紹介しておきます。
令和5年度予算 説明資料
https://www.mod.go.jp/j/budget/yosan_gaiyo/2023/yosan_20230329.pdf


防衛省の過去と要求中の予算




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